

パネルデータ分析の計量経済学
学習ポイント
パネルデータの取り扱う際に注意すべきこと
差の差法と固定効果モデルの関係
合成統制法と固定効果モデルの関係
状態依存と異質性に着目して適切に因果効果を識別する手法の習得
詳細概要
本セミナーでは、観察データを使ったパネルデータ分析において、因果効果をどのよう識別•推定するかという課題に取り組みます。特に、観測できない個人差(異質性)をどう統制するかに焦点を当て、さまざまな統計モデルや手法を紹介します。
前半では、まずよく使われる差の差法(Difference-in-Differences)と二方向固定効果モデルについて、それぞれの識別の考え方や両者の関係を丁寧に解説します。次に、合成統制法(Synthetic Control Method)と交互作用効果モデルを取り上げ、政策効果の推定における使い分けや特徴を学びます。また、動学パネルデータの分析にも触れ、個人の「過去の状態」が将来に与える影響(状態依存)と、「人によって違う特徴」(異質性)をどう区別して考えるかという、重要な視点を紹介します。
後半では、これらの方法をRでどう実装するか紹介します。パッケージの使い方、コードの書き方、出力結果の読み取り方まで、実践的に学ぶことができます。
対象者
パネルデータを使った因果推論を行う研究者
計量経済学の理論に関心のある方
実用的な因果推論に興味のあるデータサイエンティスト
講師プロフィール
奥井 亮(おくい りょう)
取得学位:学士・修士(経済学)、Ph.D. in Economics
1998年 京都大学 経済学部 卒業
2000年 京都大学 大学院経済学研究科 修士課程 修了
2005年 ペンシルバニア大学 博士課程 修了
2005年 – 2009年 香港科技大学 経済学系 助理教授
2009年 – 2017年 京都大学 経済研究所 准教授
2017年 – 2019年 上海紐約大学 副教授
2019年 – 2022年 ソウル大学 経済学部 副教授
2022年 – 現在 東京大学 大学院経済学研究科 教授
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