


Event for HER & Beyond
スタートアップカンファレンスは、起業家・投資家・支援者が一堂に会する重要なハブです。
しかし、多くのイベントでは、登壇者・審査員・モデレーターの多くが男性で占められ、参加者にとっても「多様性」や「安全性」が十分に担保されていない現状があります。
近年、日本でも一部のイベントではアンチハラスメントポリシーの導入やジェンダーバランスの目標設定などの取り組みが始まっていますが、業界全体としての標準化やノウハウの共有はまだ十分とはいえません。
米国や欧州を中心に、スタートアップイベントの多くは以下のようなポリシーや基準を導入し始めています。
「50/50 by 2025」運動(女性登壇者比率50%を目指す国際的目標)
Code of Conduct(行動規範)を全参加者に提示し、違反時の通報制度を明文化
DEIオフィサーや専任相談窓口の設置
パネルトークにおける「オールホワイト・オール男性」禁止ルールの導入(TechCrunch Disrupt、Web Summit など)
スタートアップを支えるすべてのイベントが、より多様で安全で、前向きな場となるために——
スタートアップカンファレンスでの共同宣言やノウハウ共有などを行なっていくことを視野に入れて、本イベントでを開催します。
アジェンダ
17:00〜17:05|オープニング & 趣旨説明
17:05〜17:40|パネルディスカッション
テーマ:「イベントから変えるスタートアップの多様性」
登壇者や審査員のバランスをどう実現しているか
アンチハラスメントポリシー導入の経緯と効果
DEI実現のための運営体制や反省・工夫
17:40〜17:55|質疑応答・フロアとの対話
17:55〜18:00|クロージング
登壇者
奥田 浩美氏 : Tech GALA 総合プロデューサー
株式会社ウィズグループ 代表取締役
ムンバイ大学(在学時:インド国立ボンベイ大学) 大学院社会福祉課程修了。1991年にIT特化のカンファレンス事業を起業。2001年に株式会社ウィズグループを設立。2013年には過疎地に株式会社たからのやまを創業し、地域の社会課題に対しITで何が出来るかを検証する事業を開始。委員:環境省「環境スタートアップ大賞」審査委員長、経産省「未踏IT人材発掘・育成事業」審査委員、厚労省「医療系ベンチャー振興推進会議」委員等 、 著書:ワクワクすることだけ、やればいい!(PHP出版)ほか
岡田 友和氏 : IVS
株式会社Headline Japan / IVS COO
フランチャイズのコンサルティング会社を経て、スタートアップ企業でWebマーケティング事業に従事。その後、フリーランスとして新規事業立ち上げや複数のプロジェクトに携わる。 2017年よりスタートアップカンファレンス「IVS」の運営に参画、事務局立上げから現在はIVSのCOOとして、国内最大級のスタートアップカンファレンスの企画・運営を行う。
武貞 真未氏 : Code for Japan
Code for Japan (プログラムディレクター) 金沢大学 子どものこころの発達研究センター(協力研究員) / love.fútbol Japan(理事) 大阪人間科学大学
教育福祉領域のITベンチャーにて地域連携、採用広報、プロジェクト立案などに取り組み、2019年より大学院で発達障害児の睡眠に関する研究に取り組む。Code for Japanには研究開発・社会実装への関心からプロボノとして参加し、日本酒・酒蔵のオープンデータプロジェクトや教育関連の企画・実施。2020年に入社し、学生支援、海外連携や医療福祉関連のプロジェクトなどに取り組む。2024年より大学で講師として事業開発やソーシャルイシューに関する講義を行っている。