

ディープテックで社会を変える~社会課題に挑むスタートアップと変革を後押しする資本~
※本イベントはTECHNIUM Global Conference 2025公式のサイドイベントです。TECHNIUM Global Conference 2025参加者のみご参加いただけます。
※本イベントは事前予約なしでの参加も可能ですが、事前予約者を優先してご案内いたします。
企画趣旨
- 背景
気候変動、医療、エネルギー、教育などの深刻な社会課題が複雑化・長期化するなかで、最先端技術を駆使した「ディープテック」スタートアップへの期待が高まっている。一方、ディープテックは研究開発や社会実装に長期間を要し、一般的なスタートアップに比べて多くの資金と異なる支援体制が求められる。近年では、社会的インパクトと経済的リターンの両立を志向する「インパクト投資」への関心が高まり、投資家・資金提供者・起業家の間で新たな連携が模索されている。
- 目的
本セッションでは、ディープテックを活用して社会課題に挑むスタートアッ プ、インパクトを重視するベンチャーキャピタル(VC)、そしてそれらに資金を供給する機関投資家(LP)の三者による対話を通じて、社会課題解決のための技術と資金の現状、三者の連携の在り方、今後の課題と可能性を探り、広く社会実装を促進するためのヒントを提供する。
登壇者
- モデレーター
佐野悠一郎(Beyond Next Ventures株式会社 Principal/Head of India Investments (Japan))
国際協力銀行・国際協力機構にて約15年間、一貫して開発途上国での事業に取り組む。融資からエクイティ投資まで様々な金融商品を扱う。インドに4年間駐在。2021年にBeyond Next Venturesに参画。インドのスタートアップへの新規投資、投資先支援、日本企業とのオープンイノベーションを推進。全社的なインパクト投資活動もリード。
- 登壇者
岡本将輝(Boston Medical Sciences株式会社 代表取締役CEO)
信州大学医学部卒、東京大学大学院医学系研究科専門職学位課程および博士課程修了、英University College London科学修士課程最優等修了(with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員(DC2/PD)、東京大学特任研究員を経て当社を創業。他に、米ハーバード大学医学部放射線医学講師、マサチューセッツ総合病院3D Imaging Research研究員、SBI大学院大学客員教授などを併任。メディカルデータサイエンスに基づく先端医科学技術の研究開発、社会実装に取り組む。
松本英高(株式会社かんぽ生命保険 プライベートエクイティ投資担当 専門役)
慶應義塾大学大学院修了後、かんぽ生命入社。入社以降、主に資産運用部門においてキャリアを積み重ねてきた。現職では、プライベートエクイティ投資を担当し、インパクト投資プログラムの立ち上げを主導。現在は、インパクト領域を中心としたファンド投資業務に従事している。
宜保友理子(株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(KII) プリンシパル)
シリコンバレーでコーディネーターとして経験を積む。国際機関、シンクタンクを経て、技術移転機関設立など研究成果の社会実装プラットフォーム構築や、慶應義塾大学にて医学部やイノベーション推進本部特任准教授として医療健康領域の大型プロジェクトをリードするなど、国内外で産学官連携業務に20年以上従事。KIIでパブリックリレーションズとインパクト投資を推進。金融庁・経済産業省「インパクトコンソーシアム地域・実践分科会」座長、産学連携学会理事、インパクト志向金融宣言運営委員も務める。
主なディスカッショントピック
・ディープテックだからこそ解決できる社会課題とは?
・ 社会課題に対して、スタートアップはどうソリューションを設計しているのか?
・ VC の投資判断:インパクトとリターンの両立をどう考えるか
・ 機関投資家はなぜ「社会課題解決」に資金を託すのか?
・ インパクト測定・マネジメント(IMM)の実際と課題
・ 中長期のリスクマネーをどう呼び込むか?
・ 日本の現状とグローバルの取り組みの比較
・ 起業家・VC・LP が連携して取り組むべき、次のチャレンジとは?
対象参加者(想定)
・ 社会課題に挑む起業家・研究者
・ インパクト投資に関心を持つベンチャーキャピタルや金融機関関係者
・ 社会的リターンを重視した資金運用を検討する機関投資家・ファンド関係者
・ 科学技術・産業政策・地域振興などに関わる行政関係者
・ インパクト測定・ESG 評価などに関心を持つ研究者・実務家